HAB Research & Brothers


【読者の声】白票を投じて有権者の政治不信を意思表示しよう

1998年07月5日(日)
萬晩報主宰 伴 武澄


 06月25日「白票を投じて有権者の政治不信を意思表示しよう!」には多くの批判のメールをいただきました。「子供じみている」というのが大方の意見でした。「なるほどそういう方法もあったか」という賛同のメールもありましたが、今回の萬晩報の意見は劣勢だったようです。コラムで白票投票を強調し、その後の改革に言及しなかった点が反省材料となっています。
 そうしたなかで「○×方式の投票用紙があればいい」「政党助成金を得票数に比例して分配する方法」「マイナス票があればいい」など提案もいくつかありました。○×方式は最高裁判事の投票に導入されており、いますぐにでもできそうです。政党助成金が得票に比例してもらえるのならば、もっと有為の人材が立候補できるかもしれません。名案だと思います。どれも自治省や政治家が取り上げるべき重要な問題提起だと考えます。【伴 武澄】
 今回は署名のあったメールは実名で掲載させてもらいました。


 ○×方式の投票用紙があればいい
 がっかりしました。いくら政治不信だからといって、投票に行って白票を投じることを薦めるとは! 呆れて物が言えません。そもそも、政治不信だから、投票率が低いのではないですか?白票を投ずるとなんか変わるのでしょうか? まず、白票がある程度出た場合は無効とせずに、選挙をやり直すなど、今の選挙制度などが変わらないと、白票を投じるだけでは、選挙権を棄権するのと同じで何にも変わらないのではないですか?(新聞ネタにはなるかもしれませんが)まず、選挙制度に問題があるのでしたら、そんな変なことをせずにもっと正しい方法(方法は良く分かりませんが、署名運動をするとか?)で、選挙制度を変える必要があるかと思います。

 既成政党に不信があるのでしたら、ミニ政党に投票すれば良いのです。そうすれば、批判票が集まったと解釈されるし、ミニ政党がたくさん入れば、それなりに変わるでしょう? もちろん、何も考えずに入れる、機械的に選ぶというのは、問題だと思いますが。白票を投じても何も変わりませんよ。むしろ、選挙管理委員会の方々の負担を増やすだけです。

 ところで、白票を投じたくなる人たちの気持ちも分からないではないので、こんな投票用紙があったらいいなぁと考えてみました。 氏名を書くのではなく、○×方式で投票するのです。氏名の上の欄には、当選して欲しい人(信任する人)に○、氏名の下の欄には不信任の人に×をつけて、投票するのです。こうすると、得票数は第1位だが不信任数が多いから、当選無効とかいう制度が出来るかもしれない。得票数−不信任数が、この人の本当の得票数として判断するのです。こうすると、不信任数を増やすようなことをしようとは思わなくなるように思います。(あくまで想像の話です)まぁ、もっともこんな制度を今の政治家たちが賛成して変更するとは思えないのが、残念なのですが。【名古屋市 浅井俊通】


 政党助成金を得票数に比例して分配する方法
 まずは、投票に行くことが大事だと思います。その点では納得いくんですが、それでどうするんですか?白票党が第一党になったところで一瞬騒いで終わりです。

 そんなことよりも、もっと政治に積極的に関わり合っているという意識を持たせる方法があると思うんです。どっかのテレビでやっていたんですが、政党助成金を得票数に比例して分配する方法です。たとえば、投票用紙1枚につき100円とか、金額を決めて有権者たちは政党あるいは個人に投票するわけです。

 そうすれば、ただ投票をしただけではなく100円という献金をしたことによってより政治に参加している気持ちが出てくるはずです。 また、いままで大企業や労働組合にしか顔を向けていなかった政治家たちだって国民に顔を向けざるを得なくなります。

多少そのお金を目当てにしたような団体が出るかもしれないのでリスキーですが、みんなお金がかかってくればそんなところはすぐに見分けて相手にしないと思います。ぜひ、もっと前向きな提案をお願いいたします。【Fumito Watanabe】


 白票では政治屋は変わらない
 白票をいくら投じたからといって、今の政党、政治屋が変わるのでしょうか?結局、当選したか否かで一喜一憂している今の政治屋が変わるとは思えません。むしろ、投票所に足を運んで一票を投じても明日の政治に反映されない事が重要だと思います。白票ではなく、今一番行ってほしくない施政を行わないように動いてくれるであろうと期待のより持てる政党、政治屋に投じるべきではないでしょうか?まぁ、何より投票率をあげなければますます悪い方向に行くのは間違いないとは思いますが。【熊本 ひげ市】
 マイナス票を作ってほしい
 私もよく白票で出すことがあります。私の住んでいる熊本県八代市の衆議院議員は矢上雅義、投票したときは新進党、今は批判していた自民党員になっています。末広まき子さんと全く同じような感じですね。

熊本の場合は細川さんの辞職の理由がはっきりしないので不在者投票はそんなに多くはないです。だいたい、くさったりんごを売っているという噂のスーパーに営業時間をのばしたので買い物に来てくださいって言われても買いには行かないですよね。今の選挙は全くそんな感じではないでしょうか?

私は、無党派というのは、積極的に誰かを応援はしないものの、積極的に誰かを批判する人は多いのではないかと思います。佐藤孝行さんみたいな人が当選するのは当選するくらいの組織票があるからです。この組織票を批判票で差し引くようにすると、対立候補がひょっとして当選するようになるかもしれません。

また、あのポスターに落書きさせてもらえないですかね?私は橋龍さんのお顔におひげや眼鏡を書いてあげたいですね。こういう自由があればもう少し投票率は上がるんじゃないですかね? 【熊本県八代市 奥村博行】


 マイナス票の設定は、どうでしょうか
 実は、今日職場の先輩と無効票の話をしていました。その時に、先輩が言っていた案ですが、マイナス票の設定は、どうでしょうか。今の制度とは、逆にこの人には、政治家になって欲しくないとするマイナス票を設定するのです。そして、投票数から減額して、一定の規定数に達しない候補者は、落選とし規定数に達した候補者から順次当選とし、欠員が生じた場合は、補欠選挙を実施する。こうすれば、今の政治家が持っている誤ったエリート意識を変えることができるのでは、ないでしょうか。選ばれたのではなく、立候補者の中では、ましな方であったという意識を持たせるのです。もっと政治家には、謙虚さを持ってもらいたいものです。【坂井浩一】
 投票用紙に、該当者なしという項目を作ってほしい
 私も以前から、投票用紙に、該当者なしという項目を作ってほしいと、思っておりました、そうすれば、投票率も上がるし、政治家も、もっとまじめに、取り組んでくれるのではないでしょうか。それと、該当者なしが、50%以上の得票率で有れば、その選挙区を、再選挙にすればよいと思います。もっと世論が動いてほしい。【jinichi】
 ああ、この手があったか
 ああ、この手があったか。以前、投票にいった時あまり投票したくなかったので、受付で「誰にも投票したくなかったら、どうしたらいいですか。」と聞いたところ、その人はしばらく考えられて、「じゃあ、投票しないでください。」と言われました。その前までは、最高裁の判事の名前を書いたり、同じ名字の有名人を書いたりしていましたが、この時初めて棄権いたしました。それ以降、ずっと棄権しているようです。  本来政治家と言うものは、政治を論ずるものであって、勢力争いや政党再編ばかりやっていては面白くありません。政治家個人の魅力が低下しているように思えます。そのせいで、政党に投票しようとするのですが、その政党自体もめまぐるしく変わる為何に投票してよいかどんどんわからなくなってしまいます。結局政治家が魅力的であれば、投票するのでしょう。いっそ、選挙民に投票率を掛けた結果で、次の選挙での議席数を決めればいいのに。そうしたら、政治に関心があったり期待している県から議員が多く輩出して、その県が潤うのに。【Tiger Nishino】
 妻の一言
 今回の選挙を前に晩飯を食べながら妻曰く「この人だけは絶対やめて!この政党は簡便してっ!って言うのを選挙したら?多分皆、こぞって行くわよ。」僕は「なるほど」で脱帽...。【Y.Ishida】
 人騒がせな話です
 「選挙が面白くないなら、面白くすればいい。」という意見には、私も大賛成です。しかし、その為の手段として「白票を投じよう」という意見には、激しい憤りを感じます。白票が無効票になるのは、当然至極です。  「投票所には行くが、どの候補者にも投票しない」というのは、我が儘のみならず、大いに人騒がせな話です。それこそ税金の無駄遣いであり、(投票時間が延長され徹夜の開票作業が予想される)選管に対する嫌がらせ以外の何物でも有りません。  「現行の選挙制度に問題がある」というなら、(その法律を制定するのが国会である以上)自ら立候補するなり、候補者を擁立すれば良いでしょう?。 そのどちらも出来ない私は、毎回投票に行き、ちゃんと候補者名・政党名を記入して投票しています。それが民主主義というものでしょう。【oogi】
 子供じみている
 38才になった今でも、民主主義とはどんな物、と問われると答えに窮します。選挙毎に「選挙で白紙投票しました」「選挙に行きませんでした」とTVの選挙特番で、ゲストコメンテイターがしたり顔で答えます。これ、非常にカチンときます。私なんぞ、色々自分の考えや希望もありますが、それを実現するには、自分が「政治家」になる以外、方法ありません、しかし、現実問題、私はコンピュータプログラムやシステムを作成して日々生活し、コンピュータソフトのプロを自任しております。 少なくとも、「朝から晩まで、政治を考える、プロが選挙に立候補するはず」その中から自分の主義主張に近い人に一票! が当然ですよね。オカシイ考えですか?  なのに、「白紙投票」「投票辞退」 その 理由は 選ぶ相手が見つからないから。なんか、子供じみていませんか。 本当に「選ぶ相手がいない」、そう考えるのなら、なんで自分で仲間を集め、政治団体を作らないの。確かに「政党」を作ったり、選挙運動したり、大変ですよ。それは、当然わかりきった問題ですよね。 だからこそ、みんな悩む。本来、既成政治団体の小さい勉強会や報告会 なぞに参加し、勉強して(土日を使って)それが、民主主義を支え、育てていく事になるんですよね。 「白紙投票」「投票辞退」という、方法でなく、みんなが少し自分の休日を使って政治を考える。そして、政党はその場を提供する、このようなやり方の方がスッキリしますが。なんか、全ての責任を政党にばかり、かぶせて、自分達の責任が見えてこない。最終的に困るのは、自分自身なのに。【東京都立川市 村上恒夫 】
 投票は権利であり義務でもある
 私は29歳の商社マンで、現在東京の江戸川区に住んでいます。とは言え、昨年転職してからまだ一年も経っていないので商社マンとしては半人前です。私は今年の3月まで横浜に住んでいました。私が住んでいた横浜でも投票したくなるような政治家が居らず、20歳で投票権を頂いてからずっと白票を投じ続けています。  テレビのニュースの街頭インタビューなどを見ていると、政治家への不信感や、不満を口にする人々が良く写っています。しかし、今の国政選挙への投票率40%前後と言う数字を見ていると、不満を述べる人々のいったい何割が投票所へ歩を進めるのでしょうか?投票とは言葉にもある通り権利の一つですが、民主主義国家に住む以上義務の一つと言って良いと思います。その義務を果たさない人々に文句を言う資格は有るのでしょうか?  でも、「投票に値するような人物が見当たらない」「誰に投票しても結局一緒」と考える人たちにはそれなりに権利を行使する場を与える、伴さんの今回の提案に賛成です。ただ面倒だから行かないと言う人々と、国政に参加したいが今の政治家は頼りない、もっとしっかりしろ!という人々をきちんと区別する為にも良いのではないでしょうか?  テレビのCMや、タレントを使い無駄なキャンペーンを張るよりはよほど投票率を上げるのに実効性のある方法だと思います。しかしこの世の中、投票したくなる骨のある政治家のなんて少ないことか・・・。  この制度が実現したら、国民の期待度が目で確認できるよう白票の分だけ国会を空席にして見たらどうでしょうか。そうしたら今の政治家ももう少し真剣に取り組むようになるかも!?  当然こんな法案通したら今の国会議員の半分が失業してしまうでしょうから実現するわけはありませんが・・・。  さて、本日の白紙投票が無効票になってしまうのは変というのを拝見し、まったくそのとおりと思い、初めてメールしました。【Jimmy】
 無効票が増えれば制度も変わる
 選挙の度にどの誰に投票しようか、迷うのですが、これは「死ぬ」か「植物人間として生きる」かを選択するようなもので、どちらをとっても悪い意味で同じという迷いでした。これが「1億円もらう」か「世界一周旅行に行く」かという迷いならば本当にいいのですが。

 今までは投票に行く限り誰かに1票を投じなければならないと思いこんで仕方なく誰かの名前を書いていましたが、先日知人よりいつも該当者無しと書いているという話を聞き、そういう選挙権の行使のしかたもあるのかと目からうろこが落ちた思いをしました。白紙で出すというのも投票したい人はいないが選挙には行くという、意志表示の表れですよね。今の制度では無効票になってしまい、ほんとの無効票か、該当者なしという意志表示なのかわからないのは残念ですが、極度に無効票が増え、それが大きな問題になっていけば、制度も変わっていくと思います。私もこれからは投票したいと思う人がいなければ「いない」という意志表示をするため白紙票を投じたいと思います。少しでも日本の政治が、生活がよくなっていくことを信じて。【石丸 裕子】


 どしどしこの考えを表明して
 私も、以前より伴さんの考えと同じ事を思い友人とそのような話した幾度となくしておりました。本当に、その様になればと思います。どしどしこの考えを表明して下さい。【千葉県館山市 柾谷 富士治(45歳)】
 キャスターの木村さんも白票派
 昨日、キャスターの木村太郎さんがこのまま投票率が下がると円が更に続落し、日本経済が大混乱するだろうというコメントをしてました。その時に、木村さんは白票でいいから選挙に参加して下さいと訴えていました。同感です。昨日、会社の前が自民党新人の選挙事務所のため日の丸はちまき必勝の老年層世代が大勢繰り出してましたが、若者は皆無でした。ここまできたかと思いましたが、20年前初めて選挙権をもらったときは確かうれしかったような気がしたのに。

 私も、今回だけは白票投じます。われわれが、もがき苦しみ会社に貢献するためにいかに働きばちになって体をいじめてることか。一連の官僚汚職からの経済危機・不安そのための失業率アップいい材料は何一つない。まあいいか、愚痴もこんなにコボセレバ。【40歳 サラリーマン】


 問題は優秀な人が活躍しにくい環境
 この国の選挙の投票率が他の国と比べて極めて低いことは、いろいろ問題になってきたことは承知の通りです。しかし、個々の政党、政治家の質の低下以外に、根本的な原因があり、それを分析する必要があるとは言えないでしょうか。おそらく現代の日本では、仮に優秀な候補者、立派な政策を掲げる政党が出ても、そう簡単に投票率は変わらないと思います。また、今の日本の、人々が均一化されて、出る杭は叩かれるような社会では、政治家に限らず優秀な人の台頭、活躍がしにくい環境になってしまっているように思えます。 一般の人は生活の中でも国(政府)との関わり合いが薄く、自分自身、あるいは、せいぜい家族、友人、勤めている会社の範囲しか物事を考えないのではないか。選挙で投票する基準も、「自分たちの生活を良くしてくれそうな人や政党へ」になってしまいます。愛国心など殆ど無く、例えばW杯のサポーターの応援も、日本はすごかったと言っても単にミーハーなだけに見えます。国を思う気持ちはクロアチアのサポーターの方が大きかったのではないか。

 選挙も、一定の投票率に達しない場合、この際、外国の政府関係者に票を入れてもらったら、なんて馬鹿げたことを考えたりもします。【小川隆司】


 参議院にはもう何の権威もない
私も毎日新聞を読んで、今度の選挙ではぜひ白票を投じようと思いました。参議院にはもう何の権威もないと思います。国民の税金を無駄に使うより参議院をなくして国民投票の制度で衆議院を見守っていったほうがよいと思います。【大分県 勝田 孝一】
 不信任票が公表されるようになればいい
該当する候補者、政党がない場合、×をつけることで不信任票となることが公表されるようになればいいですね。

これまで私はそのような場合には白紙で出していました。いずれにしても、今の政治は本当に変わらなくてはいけないと思いますし、また政治家を選ぶ国民の意識が変わらなければ、結局の所、日本は変わらないと思います。政治家云々というよりも、一人一人が日本をよくしたいと言うことを真剣に考え、事実をよく見ていく必要があると思います。【東京都 藤堂】


 単なる口利き議員に不信任票を
 私もここ数年投票所に行っても、入れるべき候補者が無いので悩んできました。是非とも不信任という投票方法が生まれることを望みます。私見ですが、政治家は明確な理想を述べてそれを追求(権謀も含んで)する人だと思います。なのに理想もなく細々とした陳情に答える(口利きをする)ことで仕事をした気になっている人たちが多すぎると思うのですが、いかがでしょう。地方の例になりますが、「どこそこの交差点が危ないので地方議員に頼んでカーブミラーを設置するように道路管理者(自治体)に要請、設置しました」などというのが、よく地方議員の後援会報に出ています。そんなのは、道路管理者である自治体に不具合があるだけであって、議員はカーブミラーの要請をするのではなく、自治体の不具合を調査し、改革を議会で提案するのが政治なのではないでしょうか。今の政治家(政治屋か)には国会レベルでも口利きを仕事にしているどころか、中にはそれを公言している人たちがいることが報道されています。そんな人たちに是非不信任票をしたいと思います。【愛知県 技術屋】
 伴さんの姿勢は子供の泣き言!
 6月25日付の伴様の文面に対して、若干の疑問を感じましたので、述べさせていただきます。私の疑問(といいますか、不満?かも知れません)は大きく2点あります。

1.伴様に限らず、多くのマスコミ関係者は選挙の度に「今回の選挙には争点がない」という視点で報道をされます。今回もそのような報道が見受けられます。萬晩報で伴様も同じ主張をされていました。しかしこの見方そのものが紋切り的といいますか、あまりに芸のない主張に見えます。こういった視点自体、読者にある種の厭世観を与えるとはお思いになりませんか?そもそも、争点のない選挙などあるのでしょうか?ましてや今回今の政権に対して有権者がどんな審判を下すのか、それが最も重要なポイントであると思います。いったいマスコミは投票率が下がってほしいと思ってるのでしょうか?

 私は一有権者として今だかつて白けた選挙を経験したことはありません。どの選挙も重要であり、自分が必要と思う候補者や政党に投票してきました。もういい加減、マスコミも後ろ向きな姿勢の報道をやめて有権者がやる気のおこる報道をするべきではないでしょうか。伴様が新進党に幻滅したとしても、政治すべてがだめになったわけではありません。私にはそんな伴様の姿勢が子供の泣き言のように聞こえます。

 2.もう一つは白票投票についてです。最近、この主張が流行っていますね。しかし、白票はどこまでいっても無効です。選挙制度そのものに疑問がおありでしたらそういう方を集められて、公職選挙法を改正する事を公約にして国政選挙に立候補するべきです。しかしその行為は何か論理的矛盾を含んでいるようにも思えますが。そしてこの姿勢そのものが、最大勢力を結果的に助けることになるのではないですか?こういった主張が日本という国をどこへ持っていきたいのか私にはわかりません。また、「×」と書いたとして、政治をどうしたいのかという主張にはつながらないことぐらい子供にでもわかることでしょう。ここにも何か子供じみた姿勢が見えるのです。

選挙の季節のなる度に、マスコミの方々は突然、厭世観を露わにされることが多く見受けられます。それまではやれ「菅」だの「民主党」だのと報道しているのに、いざ選挙になると急にさめた態度になって、政党そのものがだめだという姿勢に変わるのがここのところのマスコミの特徴のようです。日本の今置かれている状況を考えれば、私にはその姿勢が理解できません。【takamatsunoriaki】


 国民全員代表制をとるべき
 白票と言うのはいいことですね。政治のことを分かっている、または少しでも関心のある人ならみんなそう思っていると思います。 選挙に出ている人たちの中には、本当に日本を良くしようと考えている人がいるかも知れませんが、無駄です。無理です。いくらやっても時間の無駄です。なぜなら権力者にならなければ、新入りの発言など無視されるからです。議員代表制という制度では先輩、後輩の関係が存在します。先輩の言うことには素直に従うという日本の風土がすでにだめだめです。

 だから私は国民全員代表制をとるべきだと思います。すべての立法、司法権は国民全員の直接の投票によって決めるべきです。投票数はせいぜい数千万通程度です。今の時代なら無茶かもしれませんが無理ではないと思います。

 そうすれば国民の意思が直接反映されます。否、そうでもしなければ国民の意思などは反映されません。一部の人間だけで決める政治などはもう止めるべきです。

 政治家なんか要らなくなります。国民の意思を実行する人と外交関係を務める人が合わせて10人もいれば十分だと思います中国の5割削減どころか、9割以上の削減率です。何しろ政治家がいなくなるんですから当然です。

 政治家が国民みんなに対して役に立っているとはおもえません。以上が1つめの意見です。

 2つめは、都道府県ごとに国に分けることです。各都道府県の中にはいい政治を行っているところがあるかもしれません。各都道府県ごとに分けてしまえば、国民の直接政治もやりやすいと思います。地域の特色もより守られると思います。

 3つめは、日本など無くしてしまえ、と言うことです。政治家なんぞに好き勝手やられてしまうくらいならば、法律なんか無くしてしまえ。それぞれ自身が法である。自分の意志と行動のみが自分自身を決めていく世界にしてしまえば今の日本にある問題のほとんどが解決します。無茶苦茶ですが、この方法がもっとも人が人らしく生きられる方法だと思います。

 政治家によって人が人らしく生きることを阻害されていくならば、断固として反対しようということです。みんなで決めていく世界って良いと思いませんか?どなたかネット上で全員投票ってやってみませんか?例えば、今度の7/12の選挙とか。もちろん白票ありで、1メールアドレスにつき1票とか。いかがでしょう?自分でやってみたいけど技術力が無いんです。【東京都 竹駒悠哉 (20歳)】


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