12月1日の夜学会のテーマは「新羅の神さまだった八幡社」です。
場所ははりまや橋商店街。
時間は午後7時から。


八幡神社は源義家が信奉した神社で、以来全国に信仰が広まり、今では日本で最も多い神社となっている。京都の石清水八幡宮や鎌倉の鶴岡八幡宮が有名であるが、本家は大分の宇佐八幡宮。その宇佐が渡来人の秦氏の入植によって開発され、秦氏が全国に展開する起点となった。秦氏が勧請したのが八幡宮の始まりだった。土佐の西半分は今も幡多郡を名乗り、高知市北部も秦という地名が残っており、秦氏と馴染みが深い土地柄なのだ。その秦氏がやってきた新羅国はその昔、辰韓といって、秦の始皇帝の圧政を逃れた中国の民が移住した地であったことはあまり知られていない。