2月12日(金)

記者クラブが日本独特の制度なのかしらない。だが、大手メディアの記者の多くは記者クラブに通い暮らしている。一応、記者たちが自主的につくった制度だということになっているが、その由来は誰も知らないという不思議な組織である。記者たちはそこで日々、行政や企業などから“発表もの”を提供される一方で、自らの問題意識で取材し、記事を書く。日々、ニュースがあるわけではないが、ニュースに飢えている記者たちはフォアグラのように与えられた餌(情報)に食らいついている。今も昔も同じだ。