春にキクイモを露店に出した時は何の反応もなかったが、11月から意外な反応が起き始めた。先週は籠一杯のキクイモがあっという間に完売。その後も 「キクイモはないの」という客が何人もやってきた。メタボの人たちが少なからず、キクイモに頼っているらしい。医薬品でないから、効用をうたってはいけな いらしい。だが多くの人がキクイモを欲しがっていることは間違いない。

先週はあまりに人気なので、隣でおでんを売っている山岡のお姉さんに、「キクイモをおでんに入れたらいかん」って聞いたら、「いかん、いかん、別に焚いて あげるき」と別の鍋に煮てくれた。食べてみたらこれが美味。隣でただ坐って露天商を楽しんでいる芝さんに「食べてみや」と差し出したところ、「これはうま い。きんぴらや天ぷらよりずっとうまい」。

そんなことで、明日はキクイモをそれこそたんと仕入れた。でもこういう時って売れないんだよね。