2016年2月アーカイブ

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2002年01月03日(木)
萬晩報主宰 伴 武澄

 正月にスリランカのアリアラトネ氏のことを思い出した。古くからスリランカにある農村開発哲学を実践するサルボダヤ・シュラマダーナ運動を主宰し、アジアのノーベル賞とも呼べるマグサイサイ賞を授賞した人物である。1970年代後半に来日した時、京都と奈良を案内する役目を授かった。

 くたびれたポロシャツと口の開きかけた靴で日欧米にサルボタヤの真髄を説いて回る旅の途中だった。出会った最初の言葉が「このブロークン・シューズでホワイトハウスにも行ってきた」。陽気でおしゃべり好きなアリアラトネ氏は外見といった世俗的なことには関心がない。新幹線の1等車でも一流のホテルでも堂々としていた。
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『伊勢国酔夢譚』(著者:伴武澄、山嶽自由舎)が2月28日、Kindleから上梓されます。私の三重県日記のようなものです。

通信社の支局長として津市に赴任したのは2004年のことだった。
伊勢の国に赴任したのだからと、翌日、伊勢神宮にお参りをした。
神宮に内宮と外宮があることを初めて知って恥じ入った。
三重県を見る筆者の眼が変わったのはそのときからだった。
神話時代を含めて、ここには2000年の歴史があった。
生まれ故郷の土佐で長宗我部元親以前の歴史に遡るのは難しい。
取りあえず本屋で三重県の歴史と日本書紀の現代語訳を購入した。
取材先で仕入れた伊勢の歴史はこの2冊で補強した。
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先々週の夜学会でデンマークの豊かさについて議論した。この国は何かが違うことはずっと感じていたが、なぜだか分からなかった。今日、古いスクラップブックをめくっていたら内橋克人が1994年に日経新聞に書いていた「デンマークに草の根発電」という古い記事を見つけた。

1970年代後半から化石燃料からの脱却に創意工夫を凝らしてきた国だったことが思い出された。1986年に原油価格が急落した時も、これ幸いと思わず、国策で石油製品の価格を維持し、原油価格の下落分を再生可能エネルギーの開発に注いでいたのだった。営々とだ。

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アメリカが世界恐慌後、経済的に困難にあった時、賀川豊彦は協同組合運動の専門家としてアメリカに招聘され、1936年秋、ニューヨーク州ロチェス ター大学のラウシェンブッシュ講座で「Btrotherhood Economics」と題して講演した。その内容は直ちにニューヨーク市大手出版のハーパー社から緊急出版された(右)。その本は日本語以外の20数カ国 でも翻訳出版され、世界的な共感を得た。

日本では賀川豊彦献身100年を記念した2009年に翻訳本(左)としてコープ出版で上梓された。このほど、ハーパー社の初版本を電子化し、2月22日からKindleで販売されることになった。つまり僕が編集した初の英語の本ということになる。

Btrotherhood Economics」の前半はキリスト教に関わる部分が多いのでキリスト教徒以外には難しいが、西洋人にはすーっと入る内容となっている。賀川が世界に問うた 名著の1冊で、この本に書かれた賀川精神は戦後のEUの結成に引き継がれたものとされている。

When  America was in great depression after the economic crisis, Toyohiko Kagawa was invited to USA as noe of the world's specialist for cooporative economy, He made a famous lecture at Colgate-Rochester Divinity School in April, 1936,under the title, "Christian Brotherhood and Economic Reconstruction.".Four lecture presented by Kagawa was published from Harper & Brothers NY and this book was translated in more than 20 countries. It is asid , the spirit written boy Kagawa in this book was succeeded after the War and led to the foundation of the European Community.

The digital version of Brotherhood Economics will be republished from Kindle Books on 22 Feb.




はりまや橋商店街を僕のディズニーランドだと思っている。年間パスポートを買っている気分である。炭焼き、山菜採り、露天商、そして夜学会。実はどこまで続くか分からない。もっと面白いことがこれからも起きそうな気がしているからだ。

今のところ、老後どうやって生きるかという普通の人の悩みがないから不思議だ。自分が楽しんで、その楽しみが周りの人に伝われば、なお嬉しい。

でも、僕が今やっていることは誰にでも真似が出来るとは思っていない。まず露天商なんて誰もやりたいことではないはずだ。そんな仕事に喜びを感じる人がそうたくさんいるとは思えない。

環境のそうだ。まず都会ではできない楽しみである。近くに山があってこそ出来ることなのだ。高知では人と人との距離が近い。人と話していると必ず共通の知人がいる。たぶんそれは高知市が人間が住む上で適度の広さであるからなのだ。

人に会いに行く時、アポイントを取るなどということはほとんどない。「おるかや」と訪ねていくとまず相手はいる。これも不思議な社会だ。たとえいなくても、大した距離を移動しているわけではないから、落胆することもない。

露天商を始めてから、桜だ雪だと気持ちが高ぶることがなくなった。季節感を失ったのではない。週に何回も山に行っていると、すでに自分が自然の移ろいの中に溶け込んでいる気分になっているのだ。つまり特別なことがあまりなくなり、身体や精神がそれに順応しているとくことなのかもしれない。
2月12日(金)のテーマは「記者クラブ制度」です。
開催場所ははりまや橋商店街「めろでぃー」。午後7時からです。

記者クラブが日本独特の制度なのかしらない。だが、大手メディアの記者の多くは記者クラブに通い暮らしている。一応、記者たちが自主的につくった制度だと いうことになっているが、その由来は誰も知らないという不思議な組織である。記者たちはそこで日々、行政や企業などから"発表もの"を提供される一方で、 自らの問題意識で取材し、記事を書く。日々、ニュースがあるわけではないが、ニュースに飢えている記者たちはフォアグラのように与えられた餌(情報)に食 らいついている。今も昔も同じだ。
デンマルク国の話 信仰と樹木とをもって国を救いし話 内村鑑三

曠野と湿潤なき地とは楽しみ、
沙漠は歓びて番紅のごとくに咲かん、
盛に咲きて歓ばん、
喜びかつ歌わん、
レバノンの栄えはこれに与えられん、
カルメルとシャロンの美しきとはこれに授けられん、
彼らはエホバの栄を見ん、
我らの神の美わしきを視ん。
       (イザヤ書三五章一―二節)


 今日は少しこの世のことについてお話しいたそうと欲います。

王様と大統領

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「閣下、一日も早い即位を」
「余は王権を欲していない」

 そういったかどうか分からないが、アメリカ建国の父、ジョージ・ワシントン将軍は取り巻きに懇願された。グレートブリテン連合王国の支配を脱し、どういう政府ができるかまだ誰も分からなかった時期である。それまでの歴史上、民主的政体などは一部の都市国家を除いてない。だから勝った軍隊を率いていた武将が王となるのは当然すぎることだった。ワシントンが歴代の建国の王さまたちと違ったのは多くの推挙がありながら戴冠を拒否したことだった。

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