クリスマスに門松を売る商売

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今年最後の金曜市は25日もクリスマスだった。去年の最後の金曜市でナンテンを持ち込んだところ大変な人気だった。正月飾りのつもりで置いていた松やウメの枝も欲しいという人にあげてしまった。

今年は松竹梅で正月を迎えようと前日、山の仙人に頼んだ。山の仙人は松はあそこで、ウメはあっち、ウラジロと笹もいるやろうと、山を跋渉してくれた。おかげで僕の軽自動車は松竹梅とナンテンの枝でぎゅうぎゅう詰めになり、帰り道にタイヤがパンクしてしまった。

朝、これは1回では運びきれないと悟り、2回、自宅と金曜市を往復するはめとなった。もちろん、取っても取っても生えるシイタケも満載した。

正月飾りの門松は自宅用につくったものを飾り、材料の竹と荒縄、それにナタとノコギリ、釘まで用意し、市で工作ができるよう準備万端。商店街はクリスマス模様だったが、僕の露店の周りだけは正月気分となった。

まず、ブティックのお姉さんが、やって来て「正月用にシイタケ1000円分入れて」と来てどぎもを抜かれた。150袋用意したシイタケはどんどん売れてい く。「この松は1本いくら」「ナンテンもほしい」。露店はてんやわんやとなり、一時に3人も相手をしているうちにおつりを忘れるやら、なんとも恥ずかしい 時間が過ぎていった。

気がつけば11時。タバコを吸う間もなくお客との対応が続いた。ようやく昼飯のうどんにありついたのは午後1時半を過ぎていた。長老の芝さんが帽子からつ ま先まで真っ赤な出で立ちで現れた。いつもは僕と一緒に昼のうどんを食べるのを楽しみにしているのだが、今日はどこかで油を売っていたのか、「飯はいら ん」と指定席に座った。本人はクリスマスのサンタのつもりだったはずだが、正月満艦飾も僕の露店であまりに客が多いのに仰天。「これはすごい」とうめい た。

芝さんは「この門松はプロやね」と誉めてくれた。その門松はみんなが欲しがったが、「これは非売品」と断った。それでも欲しいという人が何人かいたので、 「注文なら受け付けますが、3000円です。それ以下ではやりません」と言ったら、「3000円で買います」という。「じゃ、住所を書いて下さい。日曜日 にお届けしますから」。そんな感じで門松も4つ注文を受けてしまった。後でしまったと思った。「材料の竹が足りない。また山で切ってこなければならない」

そんな訳で、いつもはぐったりしている今日の土曜日にまた山へ行ってきた。今週はこれで4回目だ。明日は門松づくりに励んで、明後日は恒例の伴家の餅つき大会の備えなければならない。こんな忙しい師走は初めてだ。

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このページは、伴 武澄が2015年12月26日 23:56に書いたブログ記事です。

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