2014年8月アーカイブ

10622897_711992578881097_8491571673020604631_n.jpg日経新聞の私の履歴書の8月は東大寺長老の森本公誠さんだった。今日はその最終回にふさわしい宗教者の一言があった。

アフガニスタン東北部で、50年ほど前に発見されたギリシャ都市遺跡の碑文があるそうだ。その筆者はギリシャの哲学者クレアルコスが紀元前275年ごろ、ギリシャのデルフォイにあった神殿の箴言を書き写してはるばるアフガニスタンの地にもたらしたものなのだそうだ。アレキサンダー大王がインドまで遠征して、ギリシャ文明をインダスにまでもたらしたことは歴史でならったが、ギリシャの箴言まで残していたとは知らなかった。
その箴言や訳すと次のようになるのだそうだ。

「少年のときには良き態度を学び、青年のときには感情を制御することを学び、中年には正義を学び、老年になっては良き助言者となることを学ぶ。そして悔いなく死ぬ」

森本さんはただの仏教者ではない、京都大学で学んだ時代にイスラムに傾倒し、エジプトでも学んだ碩学なのだ。アラビア語を解する日本でもまれな世界的宗教学者でもある。この一カ月、森本さんの履歴書を読んで圧倒されるものがあった。そして、さすがは天下の東大寺なのだということを学ばされた。
この一文も「良き助言者」にならんとして紹介させてもらった。
近所の親しくしているたばこ屋さんのおばさんが昨日言っていた。
「広島市の土砂災害って、あんなところに建築を許可した市役所が悪いよね」
実は僕もそう思っていた。
親戚の大工の林さんにも聞いてみた。
「十数年前に同じような災害があったのに。流された多くの家はどう見てもその後に建てられているようだ」
僕は80年代末に川崎市に購入した崖地のマンションを思い出していた。
裏山は水が出たらどうみても無事ではいられそうになかった。
購入前に調べたら、○○危険地域に指定されていた。
行政は平気で危険地域に建築許可を出すのだ。
それでも購入してしまった僕が悪いのだが、2年後にそのマンションは売却した。
買ってくれた人には申し訳ないと思っているが、幸いにまだ災害に遭ったとは聞いていない。
DSC_0070.JPG今回の大雨では、自然の猛威に人間は勝てないという確信を持ちました。

高知県では40万人以上に避難勧告を出しましたが、逃げたのは100人程度でした。

僕自身、町内会の副会長として会長さんとどうしようと相談もしましたが、道路が膝まで冠水しているような状況で住民の避難の手助けなど無理な話でした。もちろん、役所から一本の電話がかかってくるわけでもなく、テレビもバラエティーを流し続けていたんですから、メディアもおしてしるべしです。

10年前の三重県での大雨で湖状態になっていた海山町が まる1日、情報途絶状態になっていたことを思い出しました。ある時間帯、土佐山ではAuの携帯はまったく通じなかったそうです。今回の大雨で一番の情報源 はフェースブックだったことはいうまでもありません。命知らずの市民か、たまたま通りがかった市民が的確に情報を流し続けてくれたことで多くの県民の危機 感が高まったことは確かです。

47NEWSの編集長だった時、たまたま日曜日の出番で、中越地震が起こり、共同通信の約束事を破って現場から送り続けられた写真を次々とサイトに掲載してしたことを思い出しています。新潟日報からは感謝されましたが、翌日幹部から大目玉をくらいました。

今回も高知新聞を含めたメデイアは市民の情報をもっと重視すべきだったと思います。現在進行形の事態では役所にも警察にもあまり情報は上がっていないはずですからね。

写真は2日午前の仁淀川上流(越知町横畑)で撮影しました。危機的大雨の前日です。越知町野老山にどうしてもいかなければならない事情がありましたが、高 知から松山への国道33号は越知町内で通行止め。しかたなく山の中の抜け道を走って仁淀川の水量に驚きました。まるでダムのようでした。

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