2007年7月アーカイブ

 中国での日本のコメの本格販売が始まった。北京発の共同電がきょう伝えている。北京と上海での限定発売なのだが、先の温家宝首相の訪日で決まった措置である。おいしいといっても国際的に"法外"に高い日本のコメが中国で受け入れられるのか。

 いくらで販売するのかと思っていたら、コシヒカリが2キロ約3200円というから日本での小売価格の2倍以上。これは法外というしかない。それでも小生 は日本のコメはけっこう売れるのではないかと思っている。まず第一にたくさんお金を持っている駐在日本人が数十万人いるという現実に加えて、ニッポン=高 品質のイメージをもってくれている中国人も少なくないからだ。

「たくでは日本のコメを常食してますの!」なんて会話が富裕層ではやりそうな気もするのだ。

 以前、農水省を担当していたとき、日本のコメ市場が開放された。1995年のことである。ガット・ウルグアイ・ラウンドの合意で最終的に決断を迫られた経緯がある。その年は作況指数が60%台という凶作でコメ不足騒動も起きた。

 そのときに考えたのは、日本のコメと海外のライスが同じものと考えるからおかしくなるということだ。別の食べ物と考えれば、「瑞穂の国」だから日本のコメ市場は守らなければならないなどという意味不明の議論をしなくて済む。そう思ったがだれも賛同してくれなかった。

 かつて台湾の中華航空が羽田空港の国際線を独占していたことがあった。空港のみやげ物売り場で人気だったのが、夏の水蜜桃と巨峰、秋のリンゴとカキだった。一袋5000円前後のものが次々と台湾人のみやげ物として売れていた。

 台湾の人々にとって日本の果物は日本橋の千疋屋で贈答用の果物を買う感覚に似ているのだろうと考えた。価格は関係ない。ブランド品なのだ。みなさんどう考えますか。


日本のコメ、販売再開 富裕層狙い北京と上海で

 【北京26日共同】中国への輸出が約4年ぶりに再開された日本産のコメの販売が26日、北京と上海の2大消費地で始まった。値段は中国産のブランド米と 比べて10倍程度高いが、中国のコメ消費量は年間約1億3000万トンとされ、日本側は富裕層への売り込みを足掛かりに巨大市場への浸透を図りたい考え だ。

 北京市内の高級百貨店やイトーヨーカ堂の店舗では同日、赤城徳彦農相ら日本政府関係者も参加して販売開始セレモニーを開催。中国産の食品の安全性に不安が広がる中、高級米のイメージを積極的にアピールしていく方針。
 輸出再開の第1便となったのは、新潟県産コシヒカリと宮城県産ひとめぼれの計24トン。日本側によると、小売価格はコシヒカリが2キロ当たり198元(約3200円)、ひとめぼれが同188元(約3000円)。(共同通信)

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