私たちのハネムーンの滞在地は、ナスカとプノに、リマからの移動を考えて、リマとナスカの間に位置するパラカス、ナスカとプノの間に位置するアレキパを加えていた。
Civil Marriageの翌朝、私たちは午前6時半頃に旅行会社のスタッフが迎えに来た車で長距離バスターミナルに行き、そこでパラカス行きのバスを待っていた。ペルーでは鉄道が殆ど利用されていないこともあり、国内移動はバスが中心となる。
パラカスはリマから南に250キロほどの地に位置し、バスで約4時間の距離である。このパラカスの北20キロほどの地にはピスコという港町があり、ペルー特産のピスコサワーというカクテルの名の由来となっている。リマやパラカスを含めた太平洋沿岸地帯は、Costaと呼ばれる砂漠気候に属し、一年を通じて、降水量が非常に少ない。この地帯では、アンデス山脈から流れ出る河川流域で灌漑農業が行われ、葡萄などが生産されている。
私たちは正午過ぎにパラカスに到着し、ロッジに荷物を置いた後、辺りをぶらつきに出た。ロッジの裏にはパラカス湾が広がっており、陽に照らされた海面は対岸に続く砂丘を背景として、絵に描いたように美しかった。
翌朝、港の桟橋からモーターボートに乗り、野生動物の保護区となっているバジェスタ島を訪問した。この島には、複数の群れを成している野生のアシカ、ペリカン、ペンギンに加えて、鵜やカツオドリなどの海鳥が生息している。また、幾千もの海鳥やペリカンの糞が堆積し硬化したグアノが岩に付着しており、この辺りでは、グアノと潮が混ざった濃い臭いが立ち込めていた。海鳥が空を背にして飛交い、アシカの群れが岩で寝そべり、ペンギンの大群が岩場や浜に座り込んだ動的な光景と船着場が風化した光景が妙にマッチしていた。
私たちはバジェスタ島から戻った後、パラカスを発ちナスカに向かった。
立田潤一郎にメール junichiro1997@gmail.com
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