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衆院選に寄せる読者の声(2)

2003年11月06日(木)
萬晩報主宰 伴 武澄

■誰も書いたことのないモデル 匿名 33歳 中国東莞市

衆院選には期待しています。

もともと、議会民主主義って言うのは改革では無く、改善を。ゆっくり時間を掛けて進めて行きましょう。という仕組みなんだから急激な動きって出来るわけ無いんですよね。急激な動きを求めるならば 独裁制になっちゃうんでしょう。だから社会全体のパイが広がりつづけていた日本では既存政権が力を持ちつづけた。だって、昨日よりも良い暮らしが目の前に広がりつづけているのに、なぜ大騒ぎをしてうまく行っている仕組みに手を入れなければならないの?という意見は正しいと思う。

しかし、日本ってもう限界でしょう。外から見てると良くわかるけど人口が減って行く社会って誰もモデルを書いたことが無い社会だよね。だから1万人以下の利益代表だったり、地域社会の利益代表だったりした議員が ここではじめて国の仕組みを変えようとしているんだと思う。だから国の方向を変えるような提案が出てきた。

という事は日本のこれからは薔薇色の未来では無く、国が衰退して行く未来なのだと思う。人口が減り始め、失業率が大幅拡大して、治安が維持できなくなり、社会保障が機能しなくなり、国庫が破産して初めて全員が目が覚めて 政治の季節が始まるのだと思う。今回はその破綻が始まり始めての 政治の目覚めの選挙だと20年後に記録できれば良いのじゃあないかと思う。5年前に郵便局が民営化され、道路公団総裁が首になる予測を書いたらキチガイ呼ばわれることを考えれば状況は動いていると思う。

次のイベントは選挙制度と有権者年齢の訂正だと思う。投票権が16歳からになれば選挙戦ってすごく変わると思う。今の日本社会は20歳以下に借金を背負わせて、その金で国家が60歳以上を公的買収している形になっているんだから。その仕組みを否定し始めたら、年金改革っていう税制から国の仕組みの大本に手を付けていくことになると思う。人口減に歯止めをかけるのは可処分所得を60歳以上から40歳未満に移動することでしか得られないと思う。


■真の二大政党実現への第二歩 大山政典 50歳 宮城県

10年前の細川政権誕生と崩壊には大きく期待し、それに比例した落胆を味わった一人です。社会党をも抱き込んで政権奪取を果たした当時の自民党の執念には背筋を凍らせる思いがしました。

それだけに仮に今回の総選挙で政権交代が実現したとしても、前政権の勢力が新政権の弱点やわずかなひび割れを巧妙に突いて再逆転を図り、遠からず実現してしまう事が予想されます。

しかし、それで私は落胆しません。10年前の政権交代では55年体制を突き崩した意味があったのです。再逆転を喰らった面々もその失敗には多くを学んだはずです。民主党には今回の政権掌握で。自民党しか政権担当能力が無いと感じる幻想から目覚めさせて欲しいのです。

政権のキャッチボールとは不遜な表現ですが、政党だけでなく、我々有権者も成熟して行くためには必要な経験なのです。

■投票に先だっておさらいを 鈴木肇 64歳 会社役員

投票日まであと数日。投票に先立って、ここいらでもう一度自民党の主張をおさらいしておく必要が有るのではないでしょうか。

1.改革は自民党がやると言うスローガンはおかしくないか? 何故なら半世紀にわたって改革どころか国民を食い物にしてきた政党が、突然ここでどうして改革が出来る党になれるものなのか? 
2.公約なんてたいしたことじゃないと言い放った人間がいまだに自民党の総裁だ。みずからが公約なんか、どうせ守りやしないことを国会で証明したのである。そんな党が掲げる政策を信じろと言われても、選挙民が果たして信じられるものか?
3.現在でも大赤字の高速道路などを、民間に払い下げりゃウマく行くというこの不思議。黒字になるものだったら誰がやろうと黒字になるのでは? 出来ないのは黒字ならぬ黒い頭のネズミが食い散らしてきたからではないのか? それとツルんでいたのは何処の何と言う政党だったのか? 

まだまだありますが、とりあえずこれだけでも判断の材料にはなるのでは・・・・


■50%バリアーを支持します 匿名 29歳 奈良

名古良輔氏の「50%バリアー」を熱烈に支持します。最高裁も「違憲状態」との判断を下す昨今の低投票率にかまけて、私も常々無言の政治批判と白票を気取っていましたが、こういう人って多いと思います。「マニフェスト対決」等という茶番より余程効果的です。誰もが頭痛を起こすほどの低レベルさを誇る保守陣営と行儀の良い腐れインテリな若手官僚出身議員とが、違憲状態の投票率の中で対決する、こんな図式では、それこそ「憲法違反政党」に利するだけです。この政党のおかげで相変わらず自民の安定多数は揺るがない状況である中、「50%バリアー」だけが最後の希望の星です!


■さらに白票も有効に 東幸輝 34歳 東京都

名古良輔さんの「50%バリアを」を読んで、感想かたがた愚案を。「投票率が50%越えない地区においては選挙を無効とする」という考えには原則として賛成です。

ただし私は更に一歩を進めて、白紙投票も有効とし、その白紙投票が過半数を占めたらその地区における当選者をゼロとする、としたらいかがと思うのです。そして、白紙投票を認める代わりに、投票に行かなかった人は、役所で手続を踏まない限り選挙権を剥奪するというのはいかがでしょうか?

もちろん、諸事情あって投票に行けない人もいるでしょうから、選挙権復活手続は簡素を極める必要があるでしょう。ここまでしてなおかつ投票に行く気がない者は、国政に関心がないと見なしても構わないはずです。

国民一人一人の国政への意識を喚起し、また国政そのものに対する刺激となる(なにせ、何票取れば当選するのか、何議席獲得すれば過半数なのか、最早誰にもわからなくなるのですから)と思うのですが。私もまた、皆様のご意見をお待ちしております。


■民主主義でなく金主主義 KT生 大阪

今度の選挙の前に日経連の奥田会長がえげつないことを言ってましたね。つまり消費税は上げろ、法人税は下げろ、これをやる政党にだけ献金をやると。自民党はもちろん賛成で献金をありがたく頂戴するとのことですし、残念ながら民主党も一部乗っかっている様子ですね。財界人の中にも、企業献金は一種の賄賂だと言っている人がいたようですが、立て前としては民主主義を守るためだとか言っていたはずで、今回のような見え見えの発言は初めてですね。これではまさに民主主義ならぬ金主主義です。国民も、政党もなめられたものですね。政治が右へ右へと流され、労働組合もあって無きがごとき状態で、財界も気を許しているのでしょうかね。あーあ、どうなることやら日本。

話が変わりますが、名古氏の投票率50%以下の選挙は無効にしろという案、おもしろいですね大賛成です。政治に文句を言いながら、誰がやっても同じだ、などと屁理屈をこねて投票に行かない人たちに目を覚ましてもらいましょう。


■人心一新で活力回復を 篠原勝 66歳 香川県

政権交代を実現する1票を――今回の総選挙最大の眼目は、政権交代の態勢が曲がりなりにも整ったこと。この好機をとらえていっきに政権交代を実現させる。新しい権力構造で人心は一新され、日本は21世紀の難局に立ち向かう活力を回復するであろう。


■無党派が増えるのは政治のレベルが低いから 匿名 63歳 西宮市

いつも格調高いレポートを楽しく読ませていただいています。このたびは「衆院選への読者の意見を求めます」という文字に引かれて、少し素人の意見を申し上げて見たいと思います。

そもそも「なぜ無党派層が増えたのか?」というと、少し逆説的になるかもしれないが「政治の貧困化」と密接に絡んでいて、私は「有権者の問題意識は結構高いのに党派のレベルがお粗末なため無党派層にならざるを得ない人々」が今も大勢存在していると思います。

60〜70年代までは安保条約や沖縄返還など「国の将来にかかわる課題」に必死に取り組んで来ました。ひとつ間違えば国の存立を危うくする時代でもあり、冷戦構造の最前線に居る沖縄を抱えたわが国としてはいやが上にも政治に関心を持たざるを得ませんでした。

その後列島改造論や金権政治に見られる利益誘導型の政治になると視点が「明日」から「今日」にシフトされました。国を挙げて「日本株式会社」へ突っ走りバブル経済の昭和元禄に酔いしれました。一生懸命働いて豊かになろうとすると「オイルショック」で産油国にピンはねされ、「ニクソンショック」で儲けはチャラにされました。

国内問題であれば犯罪になるようなことが国際的にはまかり通ってしまい、有権者の政治に対する失望が投票率の低下につながったともいえます。「国があっての企業、企業あっての個人」と考え、ひたすら「ボーナス」「退職金」という”賃金後払い”にも耐えて、「明日の日本」を信じてきた有権者は、今また「年金支払い開始の遅延」と「年金の受取額の減少」「金利ゼロ」「介護保険、健康保険の負担率アップ」に苦しめられています。

衆議院選挙はいうまでもなく「立法府」の構成を決めるものです。立法府は「改革」をするのが仕事です。現状では国の将来が危うくなると思うから、新しい法律を作って新しい路線を引くのです。それがどうでしょう。「改革、改革」と喧しいことおびただしい。「小泉改革以外は改革じゃない」とでもいいたいのでしょうか?改革なくして立法府なしです。

 ここからが本題。

小泉外科部長は患者の診断も十分にせずに初めから手術(改革)するのだという。郵政、道路はここに問題がある、原因はここだからこれだけの人と時間をかけて手術をする。後遺症の心配はこれだけ。代わりにこんなに元気に活躍できるようになる。とキチットした「診断書」を示せば「明日の日本がこんなによくなる」と納得できるのですが・・・・。それは今から担当医が考えるという。手術を受ける側は「闇雲に切られたらたまらん」と思うのが当たり前じゃないですか。

 「政治が貧困だ」というのは「受身の政治」「問題対応型政治」であって、「明日の日本を創る政治」になっていないからだと思うのです。たとえば「介護保険」。大勢の年金予備軍はみんな介護を望んでいるのでしょうか?そうではなく「介護の要らない健康な暮らし」を望んでいるのです。だったらなぜ介護の要らない社会作りを目指さないのか?「小児科」があるように「シルバー科」を作って、シニァーの生活のあり方、老化との付き合い方、体の健康と心の健康、弱者保護政策、老化補助具の開発など整備すべきです。誰もオムツをつけたくない。失禁予防薬の開発を望んでいます。運動能力補助器具があれば色んな事故が防げるのです。私は最近仕事をリタイァして老人の仲間入りをして始めてなんとお粗末な老後支援体制かと呆れるばかりです。

道路公団を民営化するそうです。国の赤字は垂れ流していても(プライマリーバランスなんて用語を持ち出して有権者の目をごまかそうとしても有権者は分かっている)、道路公団の債務超過は許せないということでしょうか?最近のテレビ報道では「厚生年金基金」で全国に「グリーンピア○○」という保養施設を一箇所に何百億円もかけて何箇所も建てておきながら、運営がうまくいかずに赤字続きだから地元自治体に1億円で売却するというが、地元自治体ももてあましているという話がありました。そんな馬鹿な!それでも誰も責任を取っていない。ある地元市長は「国や県はまずいから止めたといえば済むが、地元に押し付けられても困る」という話です。

 こんなのは国賊だ。公金横領に等しい。厳罰に処すということが政治の信頼を回復することになる。その甘えの構造にメスを入れずに「官から民へ」と逃げられても、官の腐敗は正されないのではありませんか。それが道路だけにとどまらずダムに、干拓事業に税金の無駄遣いが目にあまりまるで治外法権であるかのように我が物顔に振舞う「官」を養っている政治に有権者は怒っています。「官」と呼ばれる行政府をコントロールするのも「立法府」の大事な使命であります。「官から民へ」ではなく、「官は官で正しながら、民を育てる」のが政治なのではないかと思うのであります。

 もともと国民の税金を使って国営事業を起こすのは、民間事業としてやらせるには規模が大きすぎるものや、公共性の高いもの、国策として育成する必要があるものなどに限られているはずであり、その趣旨に悖り利権体質を確立し、天下り先を確保する。そこに税金を投入するという構図を改めない限り有権者の問題意識を云々されるのは納得できません。

自動車産業や金融業でも国境を越えた合併や資本参加が進められる時代になりました。日本では宇宙関係3事業団は縮小合併ということになりました。一方中国は自力で有人飛行を達成しました。この際日中合同でアメリカ、ロシアに次ぐ第三の宇宙開発グループを形成するぐらいの大胆なアイデアというのは出てこないのでしょうか?何時までもアメリカの腰にぶら下がっていてはますます核開発の例のように中国、インド、パキスタン、北朝鮮など我々が後発国と思っていた国の後塵を拝すことになりかねません。

最後にもう一度申し上げます。有権者の問題意識が低いから無党派層になるのではなく、政治のレベルが低いから無党派層が増えるのです。「新しい日本を作る。日本の明日を作る。そのために生涯をささげる」という人でなく、親の持っていた地盤、鞄、看板のおいしいところだけを受け継いだ甘っちょろい二世議員に多くを期待できないから無党派層が増えるのです。有権者は政治家の「国を憂える情熱」をじっと見ています。


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